1949-05-31 第5回国会 衆議院 労働委員会 第20号
こういうふうな問題が突如として出て來ることは、非常に勞働不安を起すわけでございます。
こういうふうな問題が突如として出て來ることは、非常に勞働不安を起すわけでございます。
そこで私はこれは加藤勞働大臣は、この前勞組法の改悪が起きましたときに、するのかしないのか分らないような問題を、いつまでも煙にしておいて、勞働不安を起す前提を作つてはならん。
そういう状況にありますから、そこに更にこの不安が昂まつて來るということになれば、勞働階級の生産權の獲得のために好ましくないと思いますので、はつきりと加藤大臣に、この前勞調法の改悪が若しなされるならば、自分は大臣を投げ出すとおつしやられましたが、そのくらいの固い決意を以て、この問題に臨むことを早く勞働階級に關明されて、勞働不安の一掃を一つやつて頂きたい。こういうことを私はお願いいたします。
從つて先程申上げましたように、日本の經濟の復舊ということと、それから外資導入というような意味から日本の勞働不安をなくする。
先方が特に對日援助のために基本的な問題として述べたことは、インフレの克服、健全財政の維持及び勞働不安の排除、そうして国民を擧げての生産増強ということが再建のために必要であり、又アメリカの輿論をして對目援助に眞劍な協力をさせるためにも必要であるという趣旨のことでありましたが、大體の話合の經緯は渉外局發表と大差ないものと御了解願います。
それで開拓等についてどう考えるかというようなお話でございましたが、これは申すまでもなく、食糧の絶對量が不足しておる今日でございまするし、我々は何をおいても現在の日本のインフレというものの大半は、食糧が充實すれば、食生活においてもう少しよくなりさえすればこれは解決が著しく早くなつて、勞働不安等も、恐らくそういうことによつて除去せられるというような観點から、このことを重要視すべきことは仰せの通りでありまして
この十月二十九日に、西尾官房長官が、記者團と會見をされましたそのときの談話が發表されて、新聞記事に見えておつたのでありますが、その記事によりますと、「從來のごとき過剩人員の自然淘汰では不十分であるから、勞働不安を押切つても行政整理は行う」、こういう意味のことを言つておられるのであります。また、同じ日に和田安本長官が、やはり記者團と會見をしておられるのであります。
一般の民間の事業では、實際もう千八百圓を多くは突破しておるように思いますが、全官公なんかの職員、勞働者においては、やはりこれが標準ではなしに釘づけになるのでありますから、このままではこれはやはり、いわゆる勞働攻勢が盛んに起つてきて、相當勞働不安を起すような結果になると思います。
すなわち戰時中のような強制勞働による能率増進方策は捨てられまして、新たに民主的な勞働關係が生れつつありますが、經營者側にも勞働者側にも、この新しい關係をいかなる具體的形態において運用すべきかについて、十分なる確信がないということが勞働不安をもたらし、能率低下に至る要因の一つをなすものと考えられる次第でございます。